2010.01.04
あけましておめでとうございます。
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本年も、よろしくお願いいたします。
皆様のご発展も願いつつ。
今年の目標というか、挑戦したいこと。
「新しい価値観を創り、育てる。」
大雑把に言うと、こんな感じです。
デザイン業界も、受注型事務所はかなり苦しくなるはず。
いや、すでに限界が来ている。
受注型のデザインモデルは、もはや東京でしか成り立たない。
(なりたっても、いろんな面でつらい。仕事少ないorしょーもない物いっぱい作らなきゃいけない、など)
地方でデザインを仕事とするにはどうしていけばいいのか。
ここを今年は徹底的に研究して行こうと思っています。
「ローカライズだけど、グローバル化」
東京の人口は日本人口の約1/10。
一都市として見れば、1/10もいるの!ってなるけど、
数字で見ると、9/10の大部分は地方なのだ。
東京でしか成り立たないビジネスモデル、デザインを続けていくのも、
結局は一地方である東京という地域でのみの話。
東京じゃすげーすげー言われていること、実家の親たちに話すと、???でしょ?
ローカルといわれている部分である9/10の方が、実はグローバルなんじゃない?
と気づいた2009年。
それじゃ、真のグローバル化に向けてなにかできないかなーと考えています。
2010年。
地方での新しいビジネスモデルの提案を目指す。
この考えを、なにかしら形として実行できたらな、と計画しています。
もっと、地方と東京を観察して、案を練る一年にしたいと思います。
2009.12.16
三日月。
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大治さんから、とっても綺麗な三日月が届きました。
やった!
この三日月、栓抜きなのです。
栓抜きって、キッチンの引き出しの奥のほうにしまわれちゃってることが多い。
でも、こういう栓抜きならば、無造作に机の上にあってもかっこいいし、邪魔じゃない。
使わないときは飾っておける道具。
隠してなくても、美しくて、視界に入るとちょっと幸せを感じてしまうもの。
ボクはこういうものが大好きです。
これなら、一生大切に使うよね。
*--
100均で買ったものを、なんども捨てて使うよりも。
リサイクル対応だという物を何度も何度も買うよりも。
どっちが本当にエコなのか、ということです。
最近のエコ商売には、かなりうんざりです。
もっともっと本質を考えようよ。
2009.11.18
フラット
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昔は論理でガチガチに武装されたデザインが好きだった。
グリッドシステムで・・・
人間工学的に・・・
こうい仕組みで・・・
みたいなの。
技術者出身だから、なにか理由というか、根拠をほしがっていたのか。
今は、そういうのはどうでもよくて、
ただ純粋に、「いいね」と思えるものを好む。
そうするために、いろいろな技術、手法は大切だけど、
それを使うことが目的ではなく、手段として使う。
手段であるその論理を表に出す必要はない。
そして、それを見る側に悟られてもだめだ。
*--
それは、茶道の所作に似ている。
まったく無駄のない、美しい作法は、見ていてもとてもとても気持ちがよい。
昨日のお稽古でも、先生が控え室にもどる動作を、仲間とずーーっと見ていた。
というか、自然と目が奪われていた。
自然と「美しいですね」「いいなぁ」と言葉がでる。
先生にとっては、自室にもどるという日常的な、普通のしぐさなんだけどね。
その普通がとっても美しいのだ。
お手前しているときは、だれもが美しくと意識するんだけどね。
それは当たり前で。
先生ご本人は、日常動作である、「自室にもどるしぐさを美しく」とは意識していないだろう。
デザインをする、ではなくて、自然と出る、にじみ出てくる。
そんな感じ。
さっと製作物をみて、なにもひっかかるところがない。
すっと入ってくる。
内容、デザインがフラットで、情報やデザインに段差を感じない。
そんなwebを作っていきたいね。
*--
自分の中でのシンプル思考がどんどん加速しているような気がする。
一消費者から見ると、ゴテゴテしたデザインや、
過多な情報はとても見る気になれない。
見る気力がでない。
情報が氾濫する現代。
それを自分の中で取捨選択する必要があるんだけど、
情報が多すぎて、選ぶのがめんどくさい。時間がない。
すぐ、探している情報が欲しい。
確信に近い情報が、手間をかけずに見つかって欲しい。
探すのが煩わしい。
ずっとPCの前にいると、そう思うことがかなり増えた。
きっと、これも年をとってきたからなんだろうな。
自分が欲しい情報は、ここにあるかな。
ちょっと読んでみようかな。
そう思わせるレイアウト、文字密度の調整を、ずっとしています。
2009.09.23
なる句、する句。
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日本の美意識 / 宮元健次より引用。
--------引用--------
句作になるとするとあり。
内をつねに勤めて物に応ずれば、その心のいろ句となる。
内をつねに勤めざるものは、ならざる故に、私意にかけてする也
(赤冊子 / 芭蕉)
すなわち、自らの心を責めず「重み」を通り抜けることのない者は「する句」となるというのである。
芭蕉の俳諧は「する句」ではなく「なる句」であると語っていることになる。
この「なる句」について彼は「栖去之弁」で次のように記している。
風雅もよしや是までにして口をとぢむとすれば、風情胸中をさそひて物のちらめくや風雅の魔心なるべし
つまり、心を責めて「重み」を通り抜けた後に、いわゆる魔心の誘いによって句がおのずと生まれるというのである。
いわば芭蕉の句は「私意にかけて」作られたものではなく「授けられた」句であるというのだ。
--------引用ここまで--------
日ごろ、広告で嘘はつかない、シチュエーションを作りすぎないってことを常に意識していた。
この意識を人に言葉で説明しても、なかなか本意が伝わらない。
この一節を読んで、あーこれだーって思った。
芭蕉は句だけど、これを自分のしていることに当てはめればよい。
芭蕉は旅という苦行の元、自分を責めた。
自分達はどう自分を責めて追い込めばよいのか。
悩んで悩んで、苦しんで、最後にぽっと出てきたもの。
それが「なるデザイン」だね。
INOMAの仕事も、まさしくそれだった。
ブランドを作りたいという発注から納品まで2ヶ月なかった。
その2ヶ月はほんとに悩みまくって、たっくさんのショップやギャラリーを見て周り、日本文化に関する本を読んだ。
とにかく情報をたくさん詰め込んで、それら情報をどう、今回の依頼に当てはめていくか。
新しいブランド、文化を創っていくか。
「するデザイン」が横行する今の広告業界。
意図的にするんじゃなくて、自然と出てくるもので勝負して行きたい。
ボクが尊敬する人たちは、みんなそんな感じで仕事しているように見える。
自然と出てくるまではかなりの鍛錬が必要だ。
日々の生活もないがしろにせず、そこすらもデザインの畑にしてしまう。
ここまでやりこまないと、真のデザインは生まれてこないな、と感じている。
日々の生活で意識していれば、INOMAの時みたいに、情報インプットに走り回る必要もなくなるだろう。
折形デザイン研究所や、さる山のように。
周りの人に、ちゃんと生活しようよーと言うことがある。
これは人間的、社会人的にしゃきっとしようって意味じゃなくて、
日々の生活も、デザインや、コンセプトワークや、ネタの畑にしようよってことで言っている。
とても難しいことだけど、この「なる句」の考えを引用すると、すんなりと人に理解してもらえるような気がする。
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「古池や蛙飛こむ水のおと」
この有名な句は、芭蕉が旅に出るときに決意を詠ったものだそうだ。
この句がなんで、旅の決意なの?
これを理解できないボクは、まだまだ人間的に未熟だな、と感じた。
2009.08.05
ハレとケ
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ハレとケという考え方。
ここ最近、ずっと悩んでいたことのヒントが、ここにあった。
こういう価値観を持っている日本人は、本当にすばらしいと感じた。
うすっぺらい、軽い和のデザインが氾濫する中、
もっと重いものを。
より、核心に近いものを。
日本人が、それが和だと気付いていないくらい、当たり前で究極なもの。
そういう日本人が古来から持っている、根底的な部分をどう表現に生かすか。
表面的に真似ただけのデザインではなく、
ちゃんと日本人の民族としての歴史にのっとった文化を理解した上でのデザインをしたい。
しっかりと根を下ろした、どっしりとした土台となる知識が欲しい。
日本人が、なにを感じ、それをどう生活に折りこみ、
どう変化してきたのか。
それらを理解したうえでの、今のデザインとこれからのデザインを。
自分の中でもやもやしていた霧が、ちょっと晴れてきたように思える。
2009.05.28
コドモといっしょの道具の店「こぐ」-かぞくまる-
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web構築、プランニング、デザイン、コーディングまで、すべて担当したコド・モノ・コト。
コドモとの生活に、コドモのことを考えて作られたプロダクトを。
そんなプロジェクトです。
神楽坂フラスコにて行われる、展示販売会。
この開催に合わせてのサイトオープンでした。


とてもあったかい、やさしい空間。
寺林さんの会場デザインです。
さすが。
いつかは欲しかった、秋田の曲げわっぱ。
そのお皿を買ってきました。
お盆にもなるし、お皿にもなるし、で。
置いてあるものは、どれも魅力的。
もし自分に子供居たら、お皿1枚じゃすまないよw
神楽坂散策を兼ねて、皆様もぜひ!!!
31日、日曜日までです。
2009.04.20
もうひとつの森へ。
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4/17金曜日。
メルシャン軽井沢美術館
もうひとつの森へ展オープニングparty行ってきました。
http://www.mercian.co.jp/musee/
graf media gmが会場構成を行っている展示会。
(奈良美智さんと展示会してる豊島さん)。
まさしく森の中をさまようような会場構成。
説明を受けなくても、そのコンセプト、意図はするっと入ってくる。
シンプルでわかりやすい。
こういうのって、すっごい難しい。
展示されている作品たちも、その構成に生かされ、さらに輝きを増している。
作品たちも、小難しくなく、ほんっとにわかりやすい。
そして、素直に、すごいって思えるものたち。
この美術館は、小規模ながら、クオリティーがものすごい高い。
ショップもステキで、かなり楽しめた。
普通のミュージアムショップとはかなり違う。
広いし。
お庭も気持ちよく、晴れの日に散歩するのには最高。
そして、レストランの食事もおいしすぎ。
この日のレセプションの料理は、どれもおいしかった。
皆で食べるのに夢中になってました。
この展示会の会期中にもう一度、行ってみようかと思います。
*--
6月、高崎でgrafの展示会を行います。
今回は、その打ち合わせが目的でした。
問題点の洗い出しもでき、これから具体的に準備に動き始めます。
時間がないので、急いで動かねば!
群馬方面の皆様、ご期待ください。
帰りに丸山珈琲で打ち合わせしてから群馬に戻り、
前橋のKlartへ。
平屋を改装して、古民家風にしてました。
http://www.klart-shop.com/
北欧系の古いものから新しいものまで。
良いものを長く使いたい、そういうコンセプトがにじみ出ている、よいお店でした。
群馬にこういうお店が出来たことを、本当にうれしく思います。
店員さんに自己紹介したら、知っていますよ、って言われて。
5年くらい前、群馬で通っていたインテリアショップの店員さんでした。
当時、何度かお話したことがあって。
やっとやりたいことができましたよって。
そういう話を聞くと、ものすっごくうれしいし、元気がもらえます。
目がきらっきらしてて、とてもステキでした。
ボクもあんな目をしながら仕事できるようにがんばろうっと。
2009.03.22
悲しい。
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旧吉田茂邸焼失。
古い建物が火災で、しかも放火でなくなってしまうっていうのは、ほんっとに気分が悪いし、ショッキングだ。
最近、こういうのが多い。
特に神奈川。
旧モーガン邸(藤沢市)
旧住友家俣野別邸(横浜市戸塚区)
トトロの住む家(阿佐谷北)
阿佐ヶ谷のこの住宅は、公文さんも写真撮ってた。
これが焼けちゃって、もうないなんて・・・
昨日はちょうど古民家cafeに行って、古いもののよさを改めて感じた日。
それだけに、ショックも大きい。
小伝馬町 紅(もみ)
http://www.momicafe.com/
麻布邸はなんとしても残したい。
とくにすごい歴史とかなんにもないけど。
残っているっていうことが奇跡なんだよなー。
「残す意思の、世代間の継続」って、実はすごい奇跡の連続なのだ。