2009.11.18

フラット

[ design ]

昔は論理でガチガチに武装されたデザインが好きだった。
グリッドシステムで・・・
人間工学的に・・・
こうい仕組みで・・・
みたいなの。
技術者出身だから、なにか理由というか、根拠をほしがっていたのか。

今は、そういうのはどうでもよくて、
ただ純粋に、「いいね」と思えるものを好む。

そうするために、いろいろな技術、手法は大切だけど、
それを使うことが目的ではなく、手段として使う。
手段であるその論理を表に出す必要はない。
そして、それを見る側に悟られてもだめだ。


*--

それは、茶道の所作に似ている。
まったく無駄のない、美しい作法は、見ていてもとてもとても気持ちがよい。
昨日のお稽古でも、先生が控え室にもどる動作を、仲間とずーーっと見ていた。
というか、自然と目が奪われていた。

自然と「美しいですね」「いいなぁ」と言葉がでる。
先生にとっては、自室にもどるという日常的な、普通のしぐさなんだけどね。
その普通がとっても美しいのだ。

お手前しているときは、だれもが美しくと意識するんだけどね。
それは当たり前で。
先生ご本人は、日常動作である、「自室にもどるしぐさを美しく」とは意識していないだろう。

デザインをする、ではなくて、自然と出る、にじみ出てくる。
そんな感じ。
さっと製作物をみて、なにもひっかかるところがない。
すっと入ってくる。
内容、デザインがフラットで、情報やデザインに段差を感じない。
そんなwebを作っていきたいね。

*--

自分の中でのシンプル思考がどんどん加速しているような気がする。
一消費者から見ると、ゴテゴテしたデザインや、
過多な情報はとても見る気になれない。
見る気力がでない。

情報が氾濫する現代。
それを自分の中で取捨選択する必要があるんだけど、
情報が多すぎて、選ぶのがめんどくさい。時間がない。
すぐ、探している情報が欲しい。
確信に近い情報が、手間をかけずに見つかって欲しい。
探すのが煩わしい。
ずっとPCの前にいると、そう思うことがかなり増えた。
きっと、これも年をとってきたからなんだろうな。

自分が欲しい情報は、ここにあるかな。
ちょっと読んでみようかな。
そう思わせるレイアウト、文字密度の調整を、ずっとしています。


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